「両手にラケット」
森上亜希子
プロテニスプレーヤーの森上亜希子選手は、アメリカでこんな大変な思いをしたのだそうです。「アメリカの大会だったんですけど、ニューヨークで大停電があったんです。私が試合入る前に『今日はマンハッタンで停電があったから(試合は)キャンセル』って言われたんですよ。普段はホテルから会場まで(送迎の)バスが出るんですけど、バスの運転手が慌てて誰も選手を乗せずに帰って行っちゃったんですよ。ブロンクスってあまり治安の良いところではないので、どうしようと思って。タクシーもないし、(4時間くらいかかる距離を)マンハッタンまで歩いて帰ったんです。私はその時に『歩いてる最中に殺される』と思ったんですよ。治安が本当に悪い場所だったから、何かあったら戦わなアカンと思って、両手に1本ずつラケットを持ってひたすら『誰も話かけんなよ』っていうオーラを出してひたすら歩いてたんです。でも、触りに来る人もいるんですよね。珍しかったのかもしれませんけど」と、話す森上選手。もしかしてラケットを両手に持って歩いてる人が珍しかったのでは…。とりあえず、何も起こらずホテルにたどり着けたのだそうです。
【プロフィール】
・森上亜希子
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