「銅メダルなのにガッカリ…」
為末大
今年の世界陸上400mハードルで銅メダルを獲得した為末大選手。雨の中、激走の末に4年ぶりのメダル獲得はかなりの快挙!なのに、なぜか「ガッカリ」してしまったそうなのです…それは一体なぜでしょうか?「準決勝が一番後ろ(決勝進出者の中で最も遅いタイム)で通ったんで、(日本)代表チームが3番(位)に入ると思っていなくてですね、国旗を持って来てなかったんです。僕もゴールしてガッツポーズして、国旗を探しに行ったら誰も持って来てなくて。相当慌てていたらしいです」これだけでなく、まだガッカリしたことがあったのだとか。どんなことにガッカリしたんですか?「こっちの方がガッカリしたんですけど…。アメリカにすごい選手がいるんです。彼はこれから、おそらく世界(タイトル)を獲っていくだろうと言われてる選手で19歳なんです。彼が僕と同じチームにいるんですよ。僕と同じエージェントで、賞金(の何%か)を渡す人が同じなんですね。今回の世界選手権もエージェントが来てたんですけど、今回も彼(19歳のアメリカ人選手)は間違いなく金メダルだと言われていたので、エージェントもそっちにベッタリだったんですよね。僕は、ほったらかしで全く気にされずだったんですけど、彼は4番だったんです。僕は3番に入ったんでウィンニングランが終わって報道席に行った瞬間に(エージェントが)『あなたを信じてた』って飛びついて来たんです」と、見事なまでの手の平返しを目の当たりにした為末選手。メダルを獲ったのにガッカリばかりですね。
【プロフィール】
・為末大
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