「父の言葉で猛特訓」
パンチ佐藤
夏になると、パンチさんはある青春時代の思い出が蘇ってくるのだそうです。その思い出をとっても詳しくお話して頂きました。「この時期になると思い出すんですが、僕は神奈川県川崎市出身なんですが、川崎の子供たちの甲子園というのがあるんです。どういうことかと言いますと、(川崎市の)区の代表が集まって…」ちょっとお話をまとめますと、各地区大会を勝ち抜いたチームで争われる川崎市民球場で行われる大会が川崎市の野球少年にとっての甲子園だったそうです。しかし「『みんなで力合わせて、川崎球場を目指そうぜ!』ということになったんですよ。ところが三日坊主とはよく言ったもので、三日過ぎると1人去り、2人去り…と段々(チームメイトが)練習に来なくなるんです」この友達の態度に腹を立てたパンチさんは、チームメイトの家まで行って練習にムリヤリ連れて行こうとしたこともあったのだそうです。ところが「小さい団地ですから、そういう噂はすぐにオヤジの耳に行くんです。そしたらオヤジが『和弘、お前はピッチャーで四番だ。お前が0点に抑えて、お前が1点取れば勝てる。1人でやれ!』とこの言葉で僕は奮い立ったんです」この日から毎朝の走りこみ、300以上のスイング、と日々の努力を積み重ね、区大会を勝ち抜いて川崎市大会への切符を手にし、準優勝を果たしたのだそうです。「夏になると、あの時のオヤジの言葉、思い出すんですねぇ〜」なんだかしっとりと話をまとめたパンチさんでした。
【プロフィール】
・パンチ佐藤
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