ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

7月19日
「ニッポンの救世主」
○岡崎慎司

2010年ワールドカップの切符を掴んだあの日、日本サッカー界にニューヒーローが誕生した。
彼こそは、日本の救世主 岡崎慎司。
プロ5年目、ほぼ無名だった彼が、日本を再び夢舞台へと導いた。
彼にはチャンスを引き寄せる力がある。

今年、岡崎は、得点力不足に悩む日本代表を生まれ変わらせた。
1月に行われたイエメン戦を皮切りに、代表戦10試合で7得点。
なんとほぼ毎試合のようにゴールを決めている。

「得点王にならないと、世界でも戦えないと思うので、得点王は常に頭に入っていますね。」

そんな岡崎の武器はダイビングヘッド。
全身全霊をかけてわずかなゴールチャンスも逃さない。
その誰にも負けないゴールへの執念は、サッカーを始めた頃から植えつけられていた。

「小学校の時のコーチが、飛び込むのを教える人で。
これくらい(膝の高さ)のボールでも足でいったらダメとか。
"サッカーはヘディングや"って教えられたんで。
自分も好きやったし。それがサッカーか、くらいの感じで」。

両チームの選手が密集し、ディフェンダーのスパイクが向かってこうようがおかまいなし!
どんなに難しいボールでも危険をかえりみずダイビングヘッドで突き進む。

「ボールしか見てないんで、足が来るとか、キーパーが突っ込んでくるとか見えないんで、恐怖心はないですね」。

恐れず、躊躇せず、どんな状況でもただひたすらゴールを狙う。
その真っ直ぐな気持ちが、大舞台で結果を残した。
ワールドカップ本番まであと1年…。

「死にものぐるいでやらないと世界に通用しないと思っているんで常に代表に呼ばれて、代表の試合でも成長しているなって思われるようなそんな1年にして、絶対ワールドカップに出て、点を決めたいですね…ダイビングヘッドで」。

自らのヘッドでワールドカップの扉を開いた、岡崎慎司。
23歳の若き侍は、来年、自慢のダイビングヘッドで世界を驚かせる。

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(C)フジテレビジョン