ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-
3月8日
「進化する日本代表」
○遠藤保仁
かつて日本代表には、カリスマプレーヤーが存在し、彼らの放つ強烈な個性がチームの原動力となっていた。
今の日本代表には、彼らの様な絶対的カリスマはいない。
それでも…
「今までの(代表の)中で一番強いかなと思います」
今、日本代表をコントロールする遠藤。
彼がためらいもなくそう言い切るのには、確かなワケがある。
来年、南アフリカで開催されるワールドカップに向け、いよいよ佳境に入ったアジア最終予選。
日本は、ワールドカップ出場圏内の2位をキープしている。
その代表チームの中核を担う男、遠藤保仁。
Jリーグでは、ガンバ大阪の司令塔として攻守に渡る活躍を見せると、昨年、世界最強を決めるクラブワールドカップでチームを世界3位に導いた。
さらに、その活躍はガンバ大阪だけに留まらず日本代表でもゲームをコントロール。
今や岡田JAPANに欠かせないキープレーヤーとなった。
「注目されていると最近は肌で感じているのでそれをプレーの中で期待に応えていければいいんじゃないかなと」
遠藤の代表デビューは2002年。
それ以降、常に歴代の代表に名を連ねてきた男は、今の日本代表に確かな手ごたえを感じている。
「今までの(代表の)中で一番強いかなと思います。
そんなにスター選手はいないですけど、1人1人が全力を尽くすというかチームが1つになっているのを本当に強く感じているので強くなっているのは事実だと思いますね」
前回のワールドカップに存在した中田英寿というカリスマ。
だが、そのカリスマをもってしても、世界の高き壁を打ち破ることは叶わなかった…。
今の代表に突出したカリスマはいない。
しかし逆に、選手達には連帯感が増し、よりいっそう組織的なチームに進化したという。
「残り4試合を全部勝ってワールドカップに向けてさらにチームを成長させていければいいかなと思います」
ワールドカップまであと1年。
遠藤は新たな日本のサッカーと共に進化を続ける。
2010年、南アフリカのピッチで世界を驚かせるために。
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