ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

8月3日
「北京五輪、新たなる挑戦」
○植田辰哉

16年ぶりにオリンピックの舞台へ立つことを決めた全日本。
チームを導いた指揮官は次なるステージへ動き出した。

16年前、この男は夢の舞台に立っていた。
キャプテンとして出場したバルセロナオリンピック。
闘志溢れるプレーでチームを引っ張った。

だがその時を最後に、全日本男子はオリンピックの舞台から姿を消した。
だからこそ知るオリンピックの厳しさをこの男は低迷を続ける全日本に叩き込んだ。

「この4年間は改革から始まったんで。なりふり構わずですよ。頭で考える前にやろう『ダメさ加減をしろう、もうやめよう格好の良いバレーは』と」
「でも思うんですよ。誰かがやらんと…嫌われても誰かがアクション起こしてやらないと動かないと思うんですよね」

意識改革は見事成功。
生まれ変わった全日本は、16年ぶりの悲願を達成した。
だが、本当の勝負はここからだ!

「(全日本の)この12名は必ずね、10年後、15年後の男子バレーを引っ張っていくような人たちになっていくと。ただ、これが最高じゃなくて、更にオリンピックの場所に最高のものがあると信じてやっていかないと」

狙うはオリンピックのメダル。
鍛え上げた愛弟子たちが見せるオリンピック魂!

「キツイだろうなと思う練習を選手に求めるんですけどね。逃げる選手は、ボクのチームにはいないですね。叩かれてない鉄というのは弱いですよね。それと同じように今の12名というのは相当私から叩かれているし中まで強いと思うんですよ。芯までね」

熱き魂を継ぐ者・ゴッツ石島。

共に歩んできた戦友・荻野正二

甦ったスーパーエース・山本隆弘

鍛え抜かれた精鋭たち。
耐え抜いた男たちが見せる一世一代の大勝負

「どんなにリードしてもどんなに劣勢になっても、絶対に奢ることなく、諦めることなく戦っていく姿勢っていうのは見て欲しいし。見ている国民の人たちがテレビの前で見ている人たちが思わず涙を流せるそういう試合を是非やっていきたいです」

16年ぶりの大舞台、新たな夢は、ここから始まる。

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