ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

「やっぱり攻撃している時が一番幸せかなと思いますね。出来るだけ攻撃に力いれるように、そういう考えがありますし、日本にはそれが必要じゃないかなと思っていますね」

去年、予選敗退と言う残念な結果に終わったW杯の影響もあり、一時期13位だった日本のFIFAランキングは現在30位と低迷している。

そして絶対的なリーダーも去った今、日本代表に必要とされているのが彼のリーダーシップ。
試合中、味方に声を張り上げる姿はかつての中田英寿をほうふつさせ、最終ラインから響く闘将の叫びは前線のチームメイトを奮い立たせる。

「勝ちたいって言う気持があるから、ああいう声が出ると思うし、相手に負けたくないという気持があるから、みんなに吠えつづけるし。みんなの力をひきだす、そういう役割もあると思う」

常に日本のため闘う闘莉王。
そんな彼を支えているのは早10年となる第2の母国で過ごしてきた日々。

「1,2年目は地獄のようで。日本語もしゃべれないし、食事も全然違うんで、まぁ何回も帰ろうと思った時期もありましたし。でもここまで、頑張った結果がこういう感じにしてくれたので…」

単身の留学、言葉の壁、生活からサッカーに至るまで全てに苦労し、手にいれた日本代表の座。
その誇りは人一倍高い。

「支えてくれた人たちもたくさんいるし、日本はこんなに温かく自分を受け止めたので。だからサッカーで恩返しできればいいなと思います。出来るだけ日本を強くしたい。代表もそうですし、レッズもそうですけど」

燃えたぎる闘志はフィールドでリーダーシップへと変わり、日の丸への誇りは得点を生み出す。
代表を救う日本の救世主は心に誓う。
日本を強くすると…。

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