ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

プロ3年目ながら、パリーグ屈指のエースへと成長したダルビッシュ。今松坂をはじめ、球界のエースと呼ばれた多くの選手がメジャーリーグへと羽ばたく中、ダルビッシュもまた世界最高峰の舞台への憧れはあるのだろうか?

「もしメジャーに行くってなるぐらいやったら、ボクは野球を辞めます。日本の子供たちだって おもしろくないじゃないですか。子供達を楽しませるためには、そういう(日本に残る)人も必要やと思うし」

世界で通用するレベルと言われながら、日本のプロ野球にこだわり続けるダルビッシュ。
そこには、彼の生い立ちが深く関わっていた。

「ハーフで生まれてきて…"お前は日本人じゃない。何かが入ってる"と相当、 否定され続けて。その中で、日本の野球っていうのに執着したいんですよね。オレは日本人だっていうアピールをずっとし続けていきたいから」

イラン人の父親のもとに生まれ少年時代、その目立つ容姿のせいで、悩み苦しんだ。
だが、野球を続けることによって自信と希望を得ることができた。
だからこそ野球に対する思いは人一倍強い。

「日本で生まれて最初からメジャーへ行きたいと思う人はいないと思うんです。最初、とりあえず日本のプロ野球目指すじゃないですか」

「日本のプロ野球でやりたいと思ってやり始めた以上、ずっと日本のプロ野球でやってほしいという思いはあります」

自分を強く、そして大きく育てた日本の野球。
そこは、ダルビッシュにとっての誇りの場所。
一途な思いを白球に込め、これからもマウンドに上がり続ける。

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