ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-
一方浅田はジャンプで魅せる。難易度の高いトリプルアクセルは彼女の得意とする最大の武器。
そんな二人の明暗がわかれたのが昨年の世界ジュニア選手権。それまで2度の直接対決を制していた浅田が、得意のジャンプをミス、「初めての敗北」を喫した。
「久しぶりに2位だったんで、それは悔しかった。」
そんな中、浅田は拠点をアメリカに移し、新コーチのもと練習に励んでいた。「得意のジャンプ」に進化を加え、表現力に磨きをかける。そこにあったのは、ライバルを意識し練習に打ちこむ、一人のアスリートの姿。
「疲れました。疲れましたけど…自分の中で、ぎっしりって感じ」
その成果は12月の全日本選手権で表れ史上初の200点越えを果たし、まざまざとその進化を見せつけた。そして、ライバルが待つ世界選手権へ。
「真央が上手くなればなるほど刺激を受けて練習ができる、すごくいい存在」
「勝ったらまた抜かされないように頑張ろうと思うのでライバルがいることは、いいこと。」
同じ年、同じ月に生まれた二人のアスリートが運命に導かれるように、再びあいまみえる。ライバルの存在が、浅田の進化を加速させ、さらなる高みへ。
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