ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-

11月12日
ジェロム・レ・バンナ
○"無冠の帝王"悲願の王者へ

その圧倒的な存在感でK-1の番長と呼ばれた男。これまで11年間、このリングでK-1の醍醐味、ファイターとしての生き様を見せつけてきた。

「オレはK-1の運命共同体だ。K-1はオレの皮膚の一部」

しかし、未だその頂点に立ったことはない。
そしてまもなく迎えるK-1GP決勝
ラウンドで昨年の王者、セーム・シュルトと激突。
勝利の女神は今年こそバンナに微笑むのか?

完膚なきまでに相手を殴り倒す。
たとえ電光石化のストレートを生み出す左腕が砕けようとも。そのファイトスタイルが変わる事はなかった。真っ向勝負、それこそがバンナの生き様。

「ファンのためなら体を捧げる覚悟がある」
しかし、熱くなりすぎる性格が災いし、時に勝利の女神から見放される事も、少なくなかった。

「それでもオレは諦めない」

その変わることのないバンナの生き様は、今年の開幕戦のリングにもあった。身長218cmの怪物、チェ・ホンマンとの対決。
バンナは身長差30cm以上の体格差を恐れることなく、真っ向勝負を挑んだ。

続くK-1GP決勝ラウンド初戦では、対戦相手にあえて昨年の王者、セーム・シュルトを自ら指名。再び、2mを超える対巨人との危険な戦いを迎えようとしている。

「無冠の帝王にはもう飽きた」

無冠の帝王を返上し、真の帝王となるために、己に課した王者との一戦。
K-1と共に歩み続けて11年。
不器用、でもこれがバンナの生き方。

「オレは絶対後ろを振り向かない」

12月2日、東京ドーム。
今年こそ黄金の左腕で自らの生き様を証明する。

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(C)フジテレビジョン