ジャンクSPORTS
-スポーツファンタスティック-
「曙が東京マラソン挑戦表明」
浜田雅功がスペシャルキャスターを務めるビッグイベント、3月22日の東京マラソン。
ジャンクアスリートもそれぞれ「約束」をテーマにこの東京マラソンを走ります。
金村義明、魔裟斗、本田泰人・由美子夫妻。
そしてさらにある1人のアスリートが、「約束」を胸に、東京マラソン挑戦へ名乗りを上げました。
そのアスリートとは…
曙:「お父さんはどんな仕事をやってんのか先生に聞かれて、『家にいて、テレビ観てます』って…相撲時代とか、まだ小さくて、真剣に取り組んでる姿は覚えてない」
相撲において一時代を築き上げた、第64代横綱・曙太郎。
しかし相撲引退後の格闘技への挑戦では不本意な結果が続きます。
幼すぎて、横綱時代を覚えていない子供たちは「輝いていた父の姿」を知らない…。
曙をマラソンへと駆り立てたのは、そんなジレンマでした。
曙:「口ではなく行動で、立派な姿を見せる。子供に、それを焼き付けてほしいですね。正直、完走…したいんですけどね。」
フルマラソン完走で、父の威厳を取りもどす、決意を新たにする曙。
しかし、2メートルオーバー200キロオーバーの巨体、過去、何度も怪我をしているヒザ…。
フルマラソン挑戦には、不安要素があまりにも多すぎます!
そこで我々が向かったのは、兵庫県にある病院。
マラソン挑戦に向けて万全を期すため、曙のメディカルチェックを敢行しました。
遠路はるばる兵庫県まで足を運んでもらったのは曙の巨体が検査できる、特別サイズのCTスキャンや
MRIなどが必要だったからです。
様々な方法で曙の体をチェックした結果、我々の不安は、的中してしまいます。
ドクター:「ヒザのレントゲン写真ですね。もう目に見えて分かるのが、内側の関節の大腿骨と頚骨とう下の骨の隙間がもうほとんどなくなっている。MRIなんですが…通常ここは半月板という軟骨が三角形状に黒く映るんですけど、それがもう全く無いと…」
さらに驚異的だったのは、内臓脂肪。
一般的・成人男性が130前後の数値に対し、曙の数値は441と、およそ3.5倍。
その重さも、マラソンにとってはかなりの痛手。
ドクター:「現時点では、ドクターストップかけさせていただいたほうが無難じゃないかと思います。」
ドクターストップ…
早くも危機を迎えた、曙の挑戦…。しかし!
メディカルチェックから数日後…。
雨の中、黙々とトレーニングに励む曙を見つけました。
ドクターストップの結果を聞いても揺らぐことは無かったマラソン完走への決意…。
曙:「まあね…あの、ドクターが走るわけじゃないし。自分は…やり通さないと。がんばります!」
体がボロボロになることは、恐れない。
無謀だと言われても、かまわない。
曙には、父として、「果たしたい約束」がある!
「曙太郎・東京マラソン完走への挑戦」が今ここに、幕を開けました!
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