ジャンクSPORTS
制作部長室
こちらはなんと10万人収容のサッカー専用スタジアム。
これほどの規模のスタジアムはもちろん日本には存在しません。
一体どれほどの迫力なのか? さらに、目的地までの渋滞は??
興味深々で向かいましたが、意外と道はスムースで、キックオフの2時間ほど前にスタジアム近辺のホテルまで到着しました。ホテルのラウンジでお茶を飲みながら待機していると、ぞくぞくとバルサのサポーターがスペインらしくバイク等に乗って集結してきて否応無しに気分も盛り上がります。
なにしろ、バルサが3年連続のリーグ優勝を目前にした公式試合の終盤戦ですから、街の雰囲気はもう、阪神優勝直前の大阪みたいなもの…、いやそれ以上だと思います、確実に。
今回、随分前から現地にチケットを手配して貰ってましたが、6枚の連座席はとても押さえられる状況ではなく、2枚×3が精一杯。
FCバルセロナは一般市民などからの会費(ソシオ)で運営されており、チケットも会員組織を中心に流通するそうです。ちなみに私のチケットは70ユーロ(1万2千円程度)と印刷されていましたが、その倍ほどの値段でようやく入手したそうです。
いよいよ、キックオフタイム。
ホテルから徒歩10分程で目当ての席まで到達!
いやー、でかいなぁ…。
そして、熱いなぁ…、サポーターが。
開始早々、ロナウジーニョがPKを決めて、会場の雰囲気は一気にマキシマムまで上り詰めます。
そこで私はあることに気が付きました。
こちらのサポーターはみんな拳を振り上げて声援を送るのですが、その手の先が"グー"ではなく"パー"なのです。
なんと言うか角度的には、敬礼のポーズからそのまま30cmほど上方に腕をあげるのです。
上体を反らし気味に一気に振り上げるのが流儀です。
そういえば…
レストランで興奮して喋っている客も上方30cmで敬礼。
前の車に割り込まれたタクシーの運転手さんも上方30cmで敬礼。
F1の観客もマシンが目の前を通過する瞬間に上方30cmで敬礼。
スペインに着てから、実によく目にしたポーズを10万人が一斉に行っているのです。
だから、いつも顔の前に人の手がいっぱいあるんだなぁ、これが。
浜田さんも隣のおっさんの手が常に顔の前なのでちょっと困惑気味。
もちろん私も郷に入らば郷に従えで隣の客を気にせずにこのポーズ、決めときましたけど…、何か?
5月21日
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