ジャンクSPORTS
制作部長室
先週末、格闘技界の最高峰イベント『K-1 GP』の決勝戦が行われました。
今年は9月30日に行われた1回戦で、早々と武蔵選手が敗退してしまった為、久しぶりに日本人選手のいないグランプリファイナルとなりました。
我々テレビスタッフからすると、非常に厳しい展開なのは間違いないのですが、真剣勝負の世界である以上、致し方のないところです。
結果は皆さんご存知の通りセーム・シュルト選手の2連覇達成、しかも昨年に引き続き圧倒的な強さを見せ付けての危なげない優勝劇となりました。
シュルト選手と私の出会いは11年前に遡ります。
『ジャンクSPORTS』の女性キャスター特集でもご紹介した『SRS』という格闘技情報番組がまだ始まったばかりで、初めて海外ロケを敢行したのが【格闘大国・オランダ】特集。
その時に何人かの大物格闘家を取材したのですが、当時無名に近い"大物"空手家として、ジョン・ブルミン率いる『極真武道会』の門下生であったシュルト選手を取材していたのです。
今にして思えば大変失礼な話なのですが、当時の『SRS』の扱いは、ただ大きいだけの"びっくり人間"的なものでした。
というのも、羽織袴を着た長坂アナがジョン・ブルミン邸を訪れ、ドアを開けた瞬間に何かに頭をぶつけるとそれが門番をしているシュルト選手の胸だったという、恥ずかしくなるほどベタな演出で登場させたのが彼だったのです。
その後、順調に他の格闘技団体で頭角を現し、格闘技界の頂点の「K-1」チャンピオンに2年連続で輝く事になるのですから、11年の歴史はあなどる事が出来ません。
これからも絶対的な強さで「K-1」を牽引していって欲しいものです。
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