ジャンクSPORTS
制作部長室
最後にピーター・アーツ選手。
リザーブマッチからの準優勝は昨年のグラウベ・フェイトーザ選手に引き続き強運の持ち主ですが、この結果に異論を挟む人はないでしょう。
何と言っても今回のアーツ選手は優勝してもおかしくないほど絶好調でしたし、彼の「K-1」に対する有形・無形の貢献度は、関係者なら誰でも知っていることだからです。
何しろ彼は今まで対戦相手の人選に一切注文を付けた事が無い、おそらく唯一の「K-1」ファイターなのです。
ファイターは基本的には勝てる可能性の低い相手との対戦を嫌がりますが、アーツ選手だけは何時でも、何処でも、誰とでも、笑顔で"OK"と言ってくれるプロモーターやテレビ局からは本当にありがたい存在なのです。
象徴的だったのが、今年のオランダ大会。
ホースト戦を前に当日イベント会場から逃亡したボブ・サップ選手の代役を頼まれたのは試合の2時間前、海外放送用の実況席にいたアーツ選手でした。
「K-1」最大のピンチを救ってくれたアーツ選手に、翌日お礼に行った谷川さんは、なんと「今度から試合のオファーはせめて当日の朝までにしてくれよ! そうすれば晩飯にビール飲んだ後に戦う羽目にならないで済むんだから…がはははは!!!!!」
って、言われたそうです。
格好いいな、アーツ選手!
昔のパ・リーグの大打者みたい!
12月05日
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