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プレミアムステージ特別企画
犬神家の一族
■制作発表■
犬神松子 役…三田佳子
皆さんも「21世紀の」とおっしゃっていましたが、稲垣さんが"平成の金田一耕助ここにあり"という感じで、ロケーションの現場をかけずり回る姿を見て「ああ、ぴったりだな」と思いました。今時珍しく1カ月半もの日数をかけて作り上げたこのドラマに私も参加させていただけたことを、本当にうれしく思っております。
私は犬神松子さんという役で、これまでいろいろな方がおやりになっていますが、とうとう私もそういう役をやらせていただけるところへ来たのかなと。本当はもうちょっと若い時にやっても良かったように思うのですが、今を逃せば多分この松子さんとの関係はないと思い、多少スケジュール上は無理があったのですが、結果として出演させていただけて良かったと思っております。松子さんはすごく怖い女性ですけれど、監督の星さんはすごく気に入ってくださって、「三田さん、いいですね。僕がまたこういう作品をやる時は三田さんキャスティングしますから」なんて言ってくださいました。でもこれが役との出会い。この1回で皆さんの中に残って消えていければと思うほど、怖い松子さんになったと思います(笑)。ただ、そこに少しでも人間としての哀愁のようなものが垣間見えれば、お客様も多少は納得していただけるのではないでしょうか。原作の松子さんは、怪女ではなくて「女怪」と書かれています。そこに横溝正史さんの犬神松子さんに対する深い思い入れがあるように感じましたので、頑張って女怪に取り組みました。
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(C)フジテレビジョン