生きててもいい…?
〜ひまわりの咲く家〜
◇cast message
▼市村千佳子役 松下由樹
原作者の野口さんとは､前回のぶどうの木が放送されてすぐのﾄﾞﾗﾏの撮影現場でお会いしました｡たまたまその日ﾍﾙﾌﾟできていた野口さんに｢ぶどうの木見せていただきました｡私も里子だったので､このようなﾄﾞﾗﾏが放送されたことがうれしいです｡｣と感想を貰って(後から聞くと思わず口に出たそうです｡)それが最初でした｡でも､その時はそれだけで､それからﾌﾟﾛﾃﾞｭｰｻｰの方からﾄﾞﾗﾏのお話を頂いて…｡
ぶどうの木も実際の話を元に家族､親子関係､子育ての大変さ､母親とは何かを考えながら演じさせていただきました｡今回の市村千佳子役は､野口さんのお母様の母としての生き方がとても折り込められている役です｡厳しいことも色々あったと思うのですが､一生懸命生きたという事が､とても素敵に思えたし､その姿を､ﾄﾞﾗﾏを通して伝えることができたらと思っています｡千佳子さんは､教育･文化いろいろなものに触れて勉強した素敵なことを､子供に教えてあげたいと思ってしたことと思います｡それが､子供のほうでは受け入れられなかった｡彼女の台詞の中に｢子供の幸せはその子の一生を通して考えるものだと思う｣というのがあります｡子供を見続け､守っていく…､そして出会った時からどうしようもなく真希のことを好きでいた気持ちを思いながら演じさせて貰っています｡
今回はぶどうの木と違い里子の目線でｽﾄｰﾘｰは進んでいきます｡里親制度､親子関係には､その場限りのことではなく長い時間が､時として待つ時間も必要です｡里子･里親ということだけではなく､千佳子さん自身の生き方､そして母としての素敵なところを感じてもらえればと思います｡
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