実録・小野田少尉
遅すぎた帰還
- インタビュー -
[Q]戦争について思うことは?
「僕らの世代がギリギリなのでしょうかね、確かに経験はしていないけれど、家族のなかでも、祖父が戦争に行ったので戦争については、ことあるごとに聞いていました。祖父は満州のほうに行きましたが、弾の破片が体に残ったままでしたし、戦争については、『やってはいけないことだけど、しょうがないよね。』と常々言っていました。おじいちゃんにとっては、天皇陛下という存在がものすごかったみたいで、お国のためという背負い方をしていたのでしょうね。おばあちゃんは、待つ方の気持ちが辛かったようですが、一緒に強く生きていかなければいけないなと感じていたようです。」
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