実録・小野田少尉
遅すぎた帰還
- インタビュー -

[Q]今日撮影したシーンは、銃弾を受けた柳葉さんの膝を手術したり、3人でしみじみ望郷話をするシーンでしたが…撮影をしてみての感想は?

3人のシーンは心にぐっと来るものがありますね。立ち上がることもできないほど天井が低く狭い洞窟のなかで、ずっと撮っているので、辛抱、辛抱の毎日です(笑)。でもスタッフの皆さんも、とても一生懸命やって下さっています。音声さんなんかが狭いところでマイクを向けて撮っていると、突然足元が抜けて崩れ落ちたりして…木の根が弱っている上に立っていたりするので、そうなるのですね。大自然の中でやっているのだなと実感できましたね。照明を消したら本当に真っ暗ですから。東京では今どこに行っても本当に真っ暗なところってないのに…。見たこともない虫はいるし、ハブには遭遇するし…自分にとって非常にいい経験になっています(笑)。虫はいいのですが、蛇は苦手ですね。
あき時間に岩場で横になっていたのですが、そこに丸まってじっとしていたのをスタッフが発見して、蛇取り名人が生け捕りにしてくれました。ヒメハブでしたが、スタッフが機材などを運ぶのに動き回っていた場所だったので、うっかり踏んだら噛まれていたかも…という状況の中で撮影しています。いろんな意味で、ジャングルの中でこういうところを歩いたら小野田さんはこんな風に感じたのかなと思いながら演じさせていただいています。

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