鬼平犯科帳ｽﾍﾟｼｬﾙ
山吹屋お勝
ある日､父親の墓参の帰り道､長谷川平蔵を刺客(嶋田久作)が襲う｡が､平蔵の気迫に刺客は姿をくらます｡
三ヵ月後､従兄にあたる三沢仙右衛門(橋爪功)とその息子･初造(金田明夫)が､平蔵の役宅を訪れる｡初造の話では､仙右衛門が山吹屋という茶屋で働いている女中を嫁にもらうというのだ｡その女中の名は､お勝(床嶋佳子)といって､仙右衛門は､"おふくろ様の乳のにおいのする女"と､いてもたってもいられぬ様子｡｢とにかく､そのお勝と申す女､菩薩か鬼か､このわしが見きわめてやろう｣と平蔵も仙右衛門のためとはいえまんざらではない｡そんな平蔵に妻･久栄(多岐川裕美)は不満げな顔｡
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