世界がもし
100人の村だったら5

あれから2年 酒井美紀が再びフィリピンへ
ゴミ山で一家を支える少女は今…
▼マニカ・14歳(フィリピン)

2005年、「世界がもし100人の村だったら3」で紹介したフィリピンのマニカちゃん(当時12歳)

彼女の父親は、暴漢に刺されて死亡。
その後は、マニカが一家の大黒柱となり、子宮の病気を患う母親と、幼い2人兄弟の生活を支えていた。
2年前、そんなマニカに出会った酒井は、ただただ涙を流すしかなかった。

マニカの収入源は、スモーキーマウンテンと呼ばれるゴミ山に捨てられた空き缶やビニール袋。
それらを集め、お金に換えて、なんとか生活していた。
しかし、母親の薬も買わなくてはならず、食事は3日に1度、それもご飯を水で膨張させたものを食べるだけという日々だった。

ゴミ拾いの毎日の中で、マニカはあるひとつの想いを常に胸に抱えていた。

それは「学校に行きたい」

短期間だが学校に通ったことのあるマニカは、そのときの教科書を大切に持っていて、時間があれば、ひとりで勉強をしていた。
そんなマニカの健気な姿に、「勉強とは」ということを改めて痛感した酒井。
一人の人間として、大切なことを学んだ。

あれから2年。
酒井は再び気温40度を越えるフィリピンに飛ぶ。
マニカは学校に通えるようになっているだろうか?お母さんの容態は?
そして貧しさゆえに養子に出されそうになっていた弟は、今どうしているのか。

底抜けに明るく、家族をなによりも大切に想うマニカに再び酒井美紀が会いに行く。

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