世界がもし
100人の村だったら
■桜井幸子さん
私は実際ウクライナの方に行きまして、路上生活をしている、しかも彼はエイズだという少年に直接会ってきまして、彼の生活を追ってきたんですけれども。
彼と色々と話をしていて、彼の今の生活の状況などを彼から教えてもらった時に、本当に何ひとつ頭の中に言葉が浮かばなくて、本当は何か言ってあげたいんだけれども、本当に真っ白になってしまって。
こういう経験というのは私の中では初めてだったので、今もそうなんですけれども、なんだったのかなっていう自分の中でまだ整理がついていません。正直言って。
ただ本当に彼に会って、すごく私自身エネルギーをもらったというか、本当は何かを与えてあげたかったんですけれども、逆にたくさんのものを私は彼にもらった気がします。
そして本当に一番良かったなと思うのは、そういう子ども達がいるという現実を私自身が知ったということは、すごく大きなことで。
やっぱりそういう現実を受け止めて、自分達の物差しで全てを見てはいけないなというのをすごく痛感しました。ですから、たくさんの方にこの番組を見ていただいて、いろんなことを感じて欲しいんですけれども、大人はもちろん、やはり子ども達に見ていただいて、その子ども達がこれからの未来に何を見ていくのかな、何を考えていくのかな、どう成長していくのかなっていう部分を考えていって欲しいなと思います。
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