世界がもし
100人の村だったら
■綾戸智絵さん
実はですね、この番組、もういっぺん出てくださいと言われた時、なんでやろうって考えたんですわ。私がたいしたこと言えるわけないのに、ジャズ歌うおばはんが、なんでこの番組やろうっと思ってて。どんどん撮ってる間に、またあのおっちゃんがあれ言えこれ言わんしたさかいに、綾戸さんの思われた通りにおっしゃってくださいって言いはんねん。その意図がだんだん分かってきてね、あ〜このおっさんっていう感じ。やってるうちにだんだんね、ああそうやそうや、私は普通に私なりに文句言うたらええのや、「何しやる!あほ!ほんまに」とか、私なりにこれは思うててええのやと。皆さんも皆さんなりに、これを見ていく知っていく、知らんと知るは大違いっちゅう昔の言葉があるけど、ほんまやなと思うて。これはちょっと見て、明日迎えたら変わりますね、何かがね。変わらなあかんとかそんなもん、ファイトみたいなことを言うてるんじゃなく、やっぱり人間って知らんと分からんのですよ。これを見て、これが特別やないと、こういう子どもを捜し捜して、やっと捜し当てた子どもやなく、どこにでもここ行ったらおるんですよ、ウヤウヤと。それを知らんというのがね。ただ1人だけ知らないんやったら分かりまっせ。ただ、ぎょうさんおるのを私は知らんっていうのがね。ましてやアルゼンチンやロシアやっていうたら、旅行で行くとこですがな。火星でもなんでもない、そんな旅行で行けるところにこんな子がおる、これを知っていく。で、どうも呼ばれてる方みると、おっさんにおばはんにお兄ちゃんに、で、最近お母ちゃんにお姉ちゃんにと、いろんな老若男女が呼ばれてる訳ですね。ああこれはこの画面を通して、皆さんにこんなことがあるという伝える仕事なんかなぁ、まあ今日もしっかり言わんとあかんなっていうのが、番組の途中あたりからむらむらむらむらむらって出てきたね。やっとこさ、やっとこさ2回目の出演で。3回目は無我夢中で文句言うてました。「あほー!」とか「こっちやー」とかワー言うてたんですけど、その感情があったからこそ、今こうやってちょっとずつ、まだ来年、再来年とこの番組出てるや、見てるや分かりませんけど、どっちにしても見てるか出てるのかどっちかです。その私がどんどんと人生の中のお正月だけが決め事やなく、これ年に1回やってるでしょ、こういう時期にきちきちっと知っていく。意味のあることやなぁって思います。せやから、これをやっていくっていう意味の大きさを考えたんで、ちゃんとしゃべろうって思いますね。
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