[霜は氷の結晶]
メールで質問を頂きました。
「ご存じなら教えて下さい。霜は空気中の水蒸気が零度以下の物(地面や枯れ木など)の表面に貼り付いた氷の結晶という説明があらました。外気温と上記でいう地面、枯れ木などの温度はどの程度異なるのでしょうか。また、どちらの温度が高いのでしょうか。」(会社員・女性)

まず、答えから書きますが、一般に気温(地上約1.5メートルの高さ)が3度以下になると地表温度は零度近くになりやすく霜の降りることが多くなります。ただどの程度異なるかというと一概には言えず、全く同じ場合もあれば7度も違ったという場合もあります。そしてどちらが高いかというとこれもどちらもあるのですが、どちらかというと地表温度が低いことの方が多く、その可能性は8割です。

このように霜は氷の結晶ですから零度以下にならないと出来ませんが、実際には気温2〜3度で霜が降ります。これは、気温を測っているのが地面より約1.5メートル高い場所であるためで、気温が2〜3度以下になると地表の気温は零度前後になる可能性が高まるのです。ただ、霜は気温だけでなく湿度もある程度高くなければ出来ません。空気が乾いていると、気温が零度以下になっても霜は降りないのです。
(三井良浩)

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