全開ガール
インタビュー

07
花村 仁役
竹内 力さん
Q.保育園の園長役というのは、今までの竹内さんのイメージにない役ですね。
確かに、自分でも驚きました(笑)。
でも、こう見えて実際は子供が大好きですし、やったことがない役だからなおさら面白そうだと思いまして。監督からも、「力さんのままで演じてください」と言ってもらい、「ぜひやらせてください」と出演を決めました。

Q.演じるうえで心がけていらっしゃることはありますか?
監督から地のままでいいと言われたのですが、自分なりに保育園の園長をイメージして演じていたら、「もうちょっと怖く」とか「低い声で」とかって言われるんですよ(笑)。最初はそういう見解のギャップもありましたけど、だんだん、求められるものと自分が思うところが一致してきましたので、今はそこを基準にして演じています。強面だけど、内面は温かくて器の大きい男というイメージですよね。

Q.園長は、泥んこ教育を推奨したり、昔ながらの教育方針を大事にしていますね。竹内さんから見た園長の魅力はどんなところですか?
一本筋は通ってるけど、頑固一徹過ぎないっていうところが好きなんですよ。泥んこ教育だって、自分がずっと推奨してきたものではあるけど、時代の流れの中で親が反対するならそれも仕方がないと思える人ですよね。自分の考えを強要しないし、柔軟性がある男だなって思います。そういう考え方は素晴らしいし、だからこそ園長なんだろうなって感じています。

Q.子どもがお好きということですが、子どもたちからも大人気ですね。
最初は、みんなに怖がられるんじゃないかと思ったんですけど(笑)、初日から仲良くなってくれましたね。みんな、俺のことを「園長先生ー」と呼んでくれて。自分もヘンな顔をしたり、ヘンな声を出したりしながら怪獣ごっこみたいな感じで遊んでもらってます。
まあみんな元気で、同じことを延々とやるんですよね、よく飽きないなぁって思うくらい(笑)。でも、みんな役者だけあってしっかりしていますね。あまり子ども扱いしないように、中学生くらいの子どもだと思って接しています。

Q.連続ドラマのレギュラー出演は15年ぶりということで、現場での変化なども感じられるのでは?
時代の流れは感じますね。自分でも映画やVシネマなどの映像作品の制作をしているので、どうしてもそういう作り手の目で見てしまうところもあって。最初に台本を読んだときには、「今の月9はこういうテイストなのか」と驚いたりもしました。スタッフも、15年前はみんな自分より年上だったのが今では自分がほとんど最年長ですし、キャストも「今はこの人たちが人気なんだ」と気づかされることもあって、最初はちょっと異空間に入ったような気がしましたね(笑)。でも、新垣(結衣)さんも、錦戸(亮)くんも一生懸命に演じられる素敵な役者さんですし、自分も新鮮な気持ちで楽しくやらせていただいています。

Q.娘・うららを演じる皆藤愛子さんとはいかがですか?
あんなべっぴんさんが俺の娘役ってことが嬉しいですね(笑)。皆藤さんの声は癒し系なのか、現場で泣いていた赤ちゃんが皆藤さんの声を聞いて泣きやんでいたりしました。
まさに保育園の先生にピッタリの素敵な方です。

Q.ドラマもそろそろ終盤ということで、今後の展開が気になります。終盤の展開予想やご希望などがあればお聞かせください。
いやぁ、それはわかんないですね。難しいのかもしれないけど、みんなに幸せになってもらいたいっていうくらいで(笑)。個人的な希望を言えば、園長とうららとの親子関係が分かるような茶の間のシーンとかがあったらいいなと。たぶん一緒に住んでいるんだろうから、園長がうららに面倒を見てもらっているような場面があれば嬉しいけど、それは俺が決めることじゃないからね(笑)。

Q.最後になりますが、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします。
この『全開ガール』は、単なるラブストーリーではなく、涙も笑いも感動もある、どんな人が見ても共感できる部分がある作品だと思います。若葉(新垣)と草太(錦戸)の今後を気にしながら、最後まで応援していただけたらうれしいです。俺個人的には、今回いただいた園長という役をみなさんの印象に残る役にできるように、全開パワーで頑張っていきたいと思っています。

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