全開ガール
インタビュー
★01★
鮎川若葉役
新垣結衣さん
Q.連続ドラマ初主演が月9のヒロインですね。
最初に聞いたときは、ビックリしました。「どうしよう」って。でも、自分もそういう年齢になったんだと思いますし、せっかく主演をやらせていただけるんですから、楽しんでやれたらいいな、と思っています。
Q.台本を読んだ感想は?
1度目に読んだときは、ちょっと焦りましたが、2度目に読んだときは「これは、面白い!」と思いました。
Q.どんなところに焦ったのですか?
まず、出ずっぱりで、セリフも多いって(笑)。あとは、たくさん出てくる法律の専門用語ですね。以前出演した、「コード・ブルー‐ドクターヘリ緊急救命‐」でも、医療用語が多くて苦戦したんですが、それとは違う難しさがあるな、と感じました。
Q.今回は、ラブコメということで、新垣さんの新たな一面も見られそうですね。
コメディードラマには、何度か出演させていただいたことがありますが、ここまで速いテンポが求められるものは経験がなくて。本読みのときにはできていても、実際に動きながら、早口で長いセリフを言うとなると、自分ではやり切ったつもりでも、客観的に見るとまだ足りないということもあるんです。実際、私が、ドラマをかき回していかなければならない部分も多いので、もっともっと、頑張らなきゃ、と思っています。
Q.年収100億円の国際弁護士を目指す鮎川若葉は、新垣さんから見てどんな女性ですか?
あんな24歳、あんまりいないんじゃないかっていうくらい、お金と地位を手に入れることを心から夢見ている人なんですよね。私とは1歳しか違わないんですけど、私とは似ている部分がない、正反対の人かなって(笑)。でも、何事に対しても責任感があるし、真っ直ぐな人ですよね。そこが今のところ、唯一のいいところかなって(笑)。
Q.ものすごく優秀ということもあって、かなり上から目線ですよね。
そうなんですよね。でも、最初は草太(錦戸亮)のことも見下しているんですけど、実際、社会に出て弁護士として働くなかで、彼女自身もいろいろなことを学んで成長していきます。私も、そこを大事にして、若葉を理解しながら演じたいと思っています。
Q.高飛車なんだけど、どこか憎めないところもあって…。
やっぱり、生い立ちだったり心に抱えているものがある人なので。ちゃんと愛されるキャラクターとして、演じていけるように心がけていきたいです。
Q.若葉の恋の相手となる草太役の錦戸亮さんの印象はいかがですか?
リハーサルで、草太さんの屈託のない笑顔を見せられたときには、ちょっとドキッとしました(笑)。「そこまで、純真な笑顔を見せるか」ってくらい、屈託がなかったんです。それと、子どもの接し方がすごくうまいですね。草太にピッタリの方だと思いました。
Q.錦戸さんには、監督から「キラースマイルを用意してくれ」というリクエストがあったそうです。
そうなんですか! キラースマイルかぁ…。ホント、いい笑顔でした。
Q.若葉は、草太とは逆で子どもが嫌いだと宣言しますが、新垣さんは?
そこも反対ですね。私は、子ども好きですね。撮影に入って、日向役の谷花音ちゃんやビー太郎役の高木星来くんとも、お話しをしました。手を握ってくれたりしてうれしかったです。保育園のシーンでは、一緒に遊びたくなりました。
Q.若葉は、日向のシッターとして四苦八苦しますが、そのあたりを演じるうえでの不安はありますか?
親戚に小さい子どもがいて一緒に遊ぶこともあるので、そんなに心配はしていません。若葉としても、子どもが嫌いだと言っても、突き放したり、逆に甘やかしたりするのではなく、対等に接していければいいのかなって。そこは、攻略していこうと思っています。
Q.若葉は、お料理も苦手ですが、新垣さんはいかがですか?
上手ではないですけど、若葉よりはやります。そして、若葉よりはできると思います(笑)。
Q.草太は、イクメンのお手本といわれますが、育児が得意な男性をどう思いますか?
子どもを産んでも仕事を続けたい女性も多いと思いますし、それぞれの家庭事情もありますから、それは、自然な流れという感じがして私はステキだと思います。
Q.新垣さんは、結婚相手にイクメンを望みますか?
どちらでもいいかな。ダンナさんが育児が好きでやってくれれば助かるでしょうし、得意じゃなければ、自分がやればいいと思いますので。
Q.若葉は、男性に点数を付けて評価を下すという、計算高い面もありますね。新垣さんにも計算高い部分はありますか?
掃除しているときは、そうかもしれませんね。洗濯、食器洗い、床の掃除とかが、時間をムダにせずうまいことできて全部終ったときにはちょっとイケてるな、自分って思います(笑)。
Q.そして、第1話には、若葉が泥酔するシーンもありますが、そこはどう演じていこうと思っていますか?
実生活で泥酔したことがないので、想像で演じるしかないんですけど、あのシーンの若葉はとにかく怒っているので、その感情に任せて行きたいですね。それと、あそこでは、若葉の地元の方言も出ると思うので、そこにもうまく乗っていければ、あのテンションを表現できるかな、と思っています。あとは、錦戸さんとイクメントリオのみなさん(荒川良々、鈴木亮平、皆川猿時)の勢いにも、乗せられて行きたいと思っています。
Q.若葉は、タイトル通り、まさに「全開」な女性ですね。ドラマを楽しみにしてくださっている視聴者の方に、「全開」なメッセージをお願いします。
全開といっても、若葉はただ単にテンションが高いというわけではなく、自分の思っている方向にまっしぐらという感じの女性です。自分を信じているようだけど、本当にそうなのか、そう思おうとしているだけなのか、まだわかりませんが、とにかくまっしぐらで。そんな若葉が、1話の最後には、本当の意味で「全開」になると思っています(笑)。そこは、期待していただきたいです! そして、このドラマが、みなさんに、楽しんでいただけるものになったら、うれしいです。
▲戻る
□全開ガール TOP
(C)フジテレビジョン