優しい時間
-#2 拓郎-
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拓郎は、覚悟を決めて、皿はすべて割ってしまった、と六介に報告した。すると六介は、破片でもいい、と答える。破片を新しい土に埋め込んで使うのだという。拓郎から連絡を受けた梓は、すぐさま「森の時計」に戻ると、ゴミ置き場から皿の破片をかき集めて、再び「皆空窯」へと車を飛ばした。
激しい雨が降る中、梓の携帯電話が繋がらないことに不安を覚えた拓郎は、車に飛び乗って彼女を迎えにいく。すると、水に浸かって立ち往生した車が止まっていた。梓の車だった。拓郎は、梓を車から救い出し、皿の破片を回収すると、彼女を自分の車に乗せて、家に戻った。
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