優しい時間
-インタビュー-

(続き)
周りから見るとハードな時間に見えるみたいだけど、僕の俳優人生の中では一番優しい時間に出会えてるんじゃないかな、と思うんです。大事な時間に入ったな、という実感を持ってます。このドラマもそうだし、次に予定してる映画もそうだけど、「やりたいな」って思う作品に出会える、っていうのはなかなかないことなんですよね。だって、僕自身、40年やってきて初めて、みたいな話だから(笑)。

40年前に一緒にスタートした仲間たちは、9割以上辞めていったし、この世界で生き残るのはとっても大変なことだけど、やり続けたからっていっても、必ずしもそういう作品にめぐり合えるわけでもない。だとすると、それはひと言で言うと「幸運」ということですよね。
だから、つい意気込み過ぎちゃうんで、一生懸命セーブしようとしてるんです(笑)。僕の唯一の芝居の神様である死んだ父親に言われた「力まずやれ!」っていうことですね。

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