山おんな壁おんな
++ 物語 ++
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次の日､恵美が売り場にいると､まりえを指名する男性客が現れた｡その男の容姿は､昨日まりえが話したｽﾄｰｶｰ男に酷似｡恵美は男を疑う質問を浴びせる｡その時､まりえが来た｡だが､男には気づかない｡男はｽﾄｰｶｰではなかった｡それどころか…やって来た大山が恵美の耳元で"ｻｰﾋﾞｽﾐｼｭﾗﾝ"と囁く｡どうやら､男は噂されていたｻｰﾋﾞｽﾐｼｭﾗﾝだったようだ｡恵美は慌てて平謝り｡まりえやﾘｶたちもそろって頭を下げた｡
翌日､朝礼でｻｰﾋﾞｽﾐｼｭﾗﾝによる調査の結果が報告された｡昨日の失態から､最低だと思われたﾊﾞｯｸﾞ売り場だが､意外にも良い評価がもらえた｡理由は､販売員たちの連帯感だった｡大山のｳﾞｪﾝﾄは､恵美たちの売り場に及ばなかった｡恵美は､まりえやﾘｶたちに感謝する｡
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