山おんな壁おんな
++ 物語 ++
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その日は平日。エースの恵美たちが抜けたバッグ売り場では、田村剛彦部長(谷原章介)が居残った黒板リカ(三浦理恵子)、豊川みさと(矢沢心)、新入社員の森田吾郎(米原幸佑)に個人成績を上げるチャンスと声をかけている。丁度その時、葛沼忠副部長(温水洋一)が老紳士、伊集院を連れて来た。葛沼が、創業当時から丸越の上得意と話す伊集院は、バッグ売り場の通称、仏壇(売れ残りバッグの棚)で歩みを止める。伊集院は、古いデザインのバッグを手に取り、かつて妻に買ったバッグだと懐かしがった。そして、応対した森田に3日後に行われる孫娘の結婚式の引き出物にすると、100個注文。田村に檄を飛ばされたばかりの森田は、大喜びで引き受けてしまうのだが…。

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