役者魂!
-Story-
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そこへやってきた瞳美は、ふたりに下へ行くように言うと、部屋に入り台本を読んでいる本能寺の後ろに座る。そして、誕生日を忘れていたことを謝り、昨日、帰宅したときの本能寺の態度がおかしかった理由がわかったと言う。そして、無言の本能寺の背中に向かい、反抗する桜子を叩けなかった自分は、親の役目をしているだけに過ぎないのではないかと、複雑な胸のうちを明かし始める。すると、本能寺は、家族のつながりに血の濃さなど関係ないのではないか、母親になれなくても、家族でいられればそれでいいじゃないかと話す。瞳美は、そんな言葉に勇気づけられる。
そこへ、桜子と忠太がふたりを迎えにくる。本能寺は、子供たちに向かい、これからは瞳美のことを「お姉ちゃん」と呼ぶように言い、子供たちも了承する。
ようやく主賓席に座った本能寺を囲み、誕生会が盛大に始まる。みんなの笑顔を見渡して、瞳美は幸せをかみしめる。

と、そのとき、桜子の携帯電話に母親からのメールが届く。数日後、瞳美、本能寺、桜子、忠太の4人は、子供たちの母親・福田まり子(戸田菜穂)が待つ、夜の遊園地へやってくる。

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