役者魂!
-Story-
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本能寺家を出てﾏﾝｼｮﾝに戻った瞳美たちだが､なかなか寝付けない｡すると､瞳美の寝室に忠太がやってきて､桜子が呼んでいるという｡瞳美がﾍﾞﾗﾝﾀﾞへ行くと､桜子は､向かいのｱﾊﾟｰﾄを見るように言う｡そこには､ﾍﾞﾗﾝﾀﾞの花壇に水をやる中年男性(安斎肇)の姿が｡その男性を指差し､桜子は瞳美がそうするように､物語を話し始める｡毎日､散歩をするその男性は､枯れた花を見つけると家に持って帰り､花壇に植えるのだ｡そうすると､翌日には､枯れた花が元気になってしまう｡それは､仲良しの花と一緒にいられるからだと､桜子｡すると､瞳美が､花は仲良くなっただけじゃなくて､土のなかで根っこ同士をつなげるんだと言う｡そこから､枯れた花は栄養をもらい､元気になるのだと｡それを聞いた桜子は､｢瞳美はあたしたちに栄養をくれた｡だから､今度はﾊﾟﾊﾟにも栄養をあげなきゃ｣と宣言｡瞳美も忠太も､笑顔を見せる｡
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