『わが家の歴史』
[物語]

第2夜

念願の銀座進出に向け、大造(佐藤浩市)は準備を着々と進めていた。内装工事中のクラブ「グッドナイト」に案内された政子(柴咲コウ)は、店の内装について意見を求められ、うれしい。大造のはからいで、父・時次郎(西田敏行)は喫茶店を開店し、次男・宗男(佐藤隆太)は運送会社に、次女・波子(堀北真希)は出版社に就職した。一方、長男・義男(松本潤)は、東大の学生金融でアルバイトをしていた。法律すれすれの仕事をしている義男を案じ、政子は義男を救い出そうとするが、お互いに傷つけ合うことに。そして末っ子の房子(榮倉奈々)を保護したと警察から電話が…!?
銀座の「グッドナイト」開店当日。力道山などたくさんの著名人でにぎわう店内。華やいだ雰囲気に、父、母・マキ(富司純子)らと共に訪れた政子は心が浮き立つ。ところが、大造の本妻・千晶(天海祐希)が突然中洲から上京したと連絡があり、政子らは店から追いやられてしまう。自分の置かれたつらい立場を受け止める政子。
義男は学生の本分に立ち返り、勉学に打ち込んでいた。そんな中、学内で金づるとして周囲に利用されている令嬢・一之瀬ゆかり(長澤まさみ)の行く末が気がかり。そのうちに二人はひかれ合い、交際が始まる。しかしゆかりの両親は、家柄の違いを理由に交際を禁止。見合いをさせるためゆかりを北海道へ連れて行く。一度は身を引こうとする義男だったが、思いは断ちがたく、後を追う。見合い会場から彼女を奪う義男。しかし、二人が函館の港から乗り込んだのは洞爺丸だった…!

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