『わが家の歴史』
[トピックス]

04 松本潤、長澤まさみ熱演!運命の恋に翻弄される2人の壮大なラブストーリー
貧しいながらも笑いの絶えない八女家の長男、義男(松本潤)と、裕福な家庭で純粋培養された令嬢、一之瀬ゆかり(長澤まさみ)は恋におちるが、家柄の違いから彼女の両親に交際を禁じられる。一度はあきらめようとする義男だったが、思いは断ちがたく、ついには北海道にいる彼女を連れ出し手に手を取って、青函連絡船に飛び乗った。それが、あの洞爺丸だった…!1954年9月26日、台風により転覆し、1155人の犠牲者を出した日本最大の海難事故として歴史にその名を残す大型客船である―――。

この洞爺丸が座礁して転覆する場面の収録は、中国は上海の郊外にある撮影所・上海影視楽園で行われました。スタジオに建設された洞爺丸のセットは、間口10メートル、奥行き20メートル、高さ8メートルという、当時の洞爺丸の約半分を再現した大きさ。そして大勢のスタッフ、キャストが乗るということと、水圧に耐えるものでなくてはならないということで、見た目はもちろんのこと安全面を考慮して強度も重視、結果、計25トンもの鉄骨を使用した異例の規格のセットとなりました。番組の美術スタッフに中国サイドの専門スタッフ、構造設計士も入って2カ月をかけてスタジオ内に建設したのです。「上海の伯爵夫人」、「ラスト、コーション」などハリウッド映画や香港映画をはじめ、『坂の上の雲』、『華麗なる一族』など日本のテレビドラマの撮影も多数行われてきたスタジオですが、「今までこのオープンセットを使った日本の撮影で最大のスケール。ハリウッド並みだ」と中国スタッフも太鼓判を押す大規模な撮影となりました。
スタジオ入りして初めて洞爺丸のセットを見た松本潤さんは、「こんなに大きなセットを建てているのは見たことがない!」と感心しながら、長澤まさみさんとともに船のデッキに登ったり降りたり、ひとしきり見学した後、いよいよ撮影へ。ゆかりの両親から逃れ船に乗り込む義男とゆかり、ところが折からの台風で海が荒れ始め、船が激しく揺れる中、人々が逃げまどい波にのまれていく、という場面を一日かけて収録していきます。
何台もの放水機で浴びせられる水をまともにかぶりながら、迫真の演技を続ける松本さん、長澤さん。船が大きく傾いていく状況作りのため、お二人ともスタントなしで、ワイヤーで脚をひっぱられ、勢いよくひきずられ…体当たりでアクションに挑みました。圧巻は、座礁した船のデッキを、大波が直撃し、義男とゆかりのつないだ手が離れて…という場面。洞爺丸のセットと並んで組まれた10メートルの高さのやぐらの上にセットされた巨大なバスタブ状の水槽をひっくり返して、4トンの水を船のデッキに立つ二人めがけて一気に注ぎ込む、というやり直しのきかない一発勝負の撮影でしたが、結果は計算通りの大成功!巨大な水のかたまりが二人を引き裂いて押し流していく大迫力の映像が撮れました。
早朝からの撮影は休みなく続けられ、終了したのは日付が変わってから。ずぶ濡れになりながらも良いシーンが撮れて二人は元気いっぱいで、松本さんは「とにかく驚くばかり。圧巻でした。本当に"船"そのものでした」と興奮。「日本のタイタニック事故と言われているんですよね。撮影していて、本当にそういう状況でしたので、見応えあると思います。期待していてください」とアピールしました。二人の運命の恋の行方とともに、ドラマ史上最高のスケールで撮影した迫力の映像をぜひお見逃しなく!

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