『わが家の歴史』
[ドラマの裏にもドラマあり]
03 美術 柳川和央
僕は数多くのドラマをやってきましたが、今までのスペシャルドラマの中で、いちばん大きな作品です。なかでも上海ロケで使った洞爺丸や浅草、銀座のオープンセットはスケール感にこだわって作ったのですが、見事な仕上がりで久々の自信作。洞爺丸は、20トンくらいの鉄骨を組んで二階建ての船を作ったんですよ。銀座四丁目の通りも作って、一角に四階建ての三越の一部を建てました。
今回、僕の中では"当時の再現"というイメージにはしたくなかったんです。時代物だとどうしてもモノトーンな感じの仕上がりになってしまうところを、なるべく色をたくさん使っていますし、「こういうのもあってもいいよね」という現代なりのアレンジを加えています。だから今までとは違った新しい時代物ドラマになっているんじゃないかなと思います。
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