『わが家の歴史』
[ﾄﾞﾗﾏの裏にもﾄﾞﾗﾏあり]
02 撮影 伊藤清一
ｽﾀｼﾞｵではｶﾒﾗを何台も使いましたが､ﾛｹでは基本的に僕が撮影を担当しました｡ｶﾒﾗｱﾝｸﾞﾙと画の広さを決めて撮影するのが仕事ですが､今回は監督の思いのもと､美術部が本当によく頑張って飾ってくれたり､照明部がすごくよいﾗｲﾃｨﾝｸﾞをしてくれたりしていたので､僕は､ただ単純にその中でいい感じにﾌﾚｰﾑを切り取って撮っていただけなんですよ｡だから苦労という苦労もなく､自由にやらせてもらえました｡
そんな中でも気にしていたのは､客観的に見ること｡入り込んでしまうと自分の狭い世界しか見えなくなってしまって､ﾊﾞﾚもの(映ってはいけないもの)に気づけないこともあるんです｡
あとはもう､変な制約をつけずに自由に演技をしてもらったほうが面白いので､僕はなるべくお芝居の邪魔にならないように心がけています｡
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