『わが家の歴史』
[ドラマの裏にもドラマあり]
18 方言指導 岡田幸子
私は役者さんたちに博多弁を指導させていただきました。
同じ博多弁でも、家族の色としてちょっと田舎っぽいニュアンスを入れたり、時次郎さん(西田敏行)とマキさん(富司純子)はちょっと前の世代の方なので、昔の人しか使わない表現を入れて、世代の差を出したりしました。兄弟もそれぞれ個性が違うので、たとえば義男くん(松本潤)は文学青年なので、そこを意識するなどという工夫をしました。でも役者さんが演じてみて初めて気づくこともあって、現場で方言を変えることも結構ありました。特に西田さんは、これまでの役で、さまざまな方言を使っていらしたから耳も肥えていらっしゃるんですね。普通は使ったことのない方言でアドリブを言うのって躊躇すると思うんですが、西田さんはどんどんアイデアを出してくださるので、私もいろんな提案ができて楽しかったです。
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