『わが家の歴史』
[ドラマの裏にもドラマあり]
15 装飾 錦織洋史
セットがあって、その中にあるべきものを用意するのが我々の仕事です。テーマに沿って監督やデザイナーと打ち合わせして、色味などを考えて用意するんですが、たとえば鉛筆一本から大きなタンスまで全部なので、とても幅が広いんですよ。
特に今回は上海ロケが大変でした。まず、中国の装飾を担当してくれているスタッフと言葉が通じない。通訳はいますが、百パーセント伝わっているかというのは難しいし、文化の壁もありました。中国に日本の昭和のものがあるはずがなく、結局いろんなものを作ってもらったのですが、微妙にサイズが違っていて、ずんぐりむっくりの郵便ポストや、雪だるまみたいな鏡餅ができあがってきて(笑)。ニュアンスってなかなか伝わらないものなんだなと痛感しましたね。そんな上海の最終日、僕は人生初のギックリ腰になってしまいました(涙)。
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