『わが家の歴史』
[ドラマの裏にもドラマあり]
01 監督 河野圭太
一言で言うと、全部のことを決めていくのが監督です。
カメラマンにどういう画を撮ってもらうかを決めたり、役者さんにどんなニュアンスで演じてもらうかを決めたり。全部スペシャリストはいるけれど、それを一個ずつ決定していくんです。
最初にあらすじを見たとき、いろんな人がやたら出てくるので、えらいことだなと思いましたが、素晴らしいキャストの方々が、みなさんちょっとずつでも付き合ってくれるので、とてもやりがいのある現場だなと思っています。
とにかく現場がすごく楽しいんですよ。西田(敏行)さんを筆頭に、みなさんでいろいろとアイデアを出し合ったり、待ち時間もくだらない話をして大笑いしていたり、僕はそれをおもしろがって見ていればいい感じ(笑)。家族のあったかさとか明るさとか、そういう雰囲気が自然と醸し出されている現場になっていて、よかったと思います。また、今回は九州や上海で、広い画を撮らせていただいたり、素晴らしいオープンセットを作っていただいたりしたんです。
特にドラマ冒頭の浅草のシーンは、僕が「こだわりたい」って言ったら、みんな乗ってくれて。おかげで思ってもなかったようなすごいシーンが撮れました。ドラマの中では一瞬のシーンですが、みんながその一瞬に懸けてくれたことが、すごく嬉しかったですね。
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