『わが家の歴史』
[インタビュー]
堀北真希

家族の「かけがえのなさ」が伝わればいいなと思います
私の演じる波子という女性は、八女家の三姉妹の真ん中、次女です。実は、私自身も三姉妹なんですけど、長女なんですね。だから、今回の役のように、上にお兄ちゃん・お姉ちゃんがいると、物事を任せられる感じで、(下の子は)マイペースでいられるんだなと感じました。波子は八女家の中でも、いちばんマイペースなんじゃないかな。それと、私自身は男兄弟がいないので…そういった意味でも、今回の役どころは新鮮でした。
八女家はもともと大人数の家族なんですが、そこに家族がどんどん増えていって…一人ひとりの人生、生きた道が、それぞれストーリーとして広がっていくんです。でも、脚本に細かな部分も描かれていたので役作りもしやすかったですね。
大人になった波子は編集者になって、仕事で出会った作家・阿野(山本耕史)と恋におちることになるんですが、最初はちょっと衝撃的でした。というのも、阿野は髪型や服装、それに挙動も…かなり変わっている人なんですよね。「この人と結婚するんだ!」と最初はかなり驚いてました(笑)。
波子もマイペースなところがあったり、ちょっと個性的な部分もあるんですけど…それが家族全員で集まると、良いポジションになっているんです。家族の絶妙なバランスってすごいなと演技しながら思っていました。波子は最終的に出世をして、編集長にまで登りつめることになるんですけど…彼女も完璧な女性じゃなくて、そうやって家族に支えられて、仕事をこなしてこれたから、編集長にまでなったんだなと感じます。そこは切り離せないんだろうなと…そんなふうに家族の「かけがえのなさ」みたいなことが、みなさんに伝わればいいなと思います。

もどる
0.わが家の歴史 TOP

(C)フジテレビジョン