ヴォイス
-INTERVIEW-
Q.現在､高木先生が法医学に向かう上で､一番のﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝとなっていることは何ですか?
解剖をしていて思うのは､僕からするとご遺体は一番自然で純粋なものなんですよね｡ｳｿをつかないものって言ったらいいのかな｡生きている人は､すべてﾏｽｸをしているのと同じなんですよ｡つまり､皮一枚内側に何があるか分からない｡だけど､ご遺体は絶対にｳｿをつきませんし､凄く純粋で安定していると感じるんです｡そこから遡って考えると､生きているっていうことは､逆に神秘的なものだなと感じるんですね｡なぜ生きていられるのかなんて､誰にも分からないですからね｡
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