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■法医学用語解説
┗第8話登場用語

【一酸化炭素中毒】
火災現場などで、酸素不足から不完全燃焼を生じ、一酸化炭素(CO)ガスが発生することで陥る中毒。十分な換気ができない状態で、湯沸かし器やコンロ、七輪、ストーブなどを使用の際にも一酸化炭素を発生させる。一酸化炭素は、血液中のヘモグロビンと強く結合してしまうため、酸素を運搬することができなくなり、体内で低酸素状態になる。また、一酸化炭素は無臭のため、気付くのが遅くなることが多く、火災の際の死亡原因として一番多い。

【ウィルス性肝炎】
肝炎ウイルスの感染によって、肝臓に生じる炎症。肝炎ウイルスには数種類あるが、その中でもB型、C型は、ウイルス保有者の血液などを介して感染する。感染後、数年かけて肝硬変や肝細胞癌を発症する慢性発症と、数日で肝炎症状を呈する急性発症があるが、1〜2日で急激に肝不全に陥る劇症型というものもあり、その場合は非常に重篤で死に至ることもある。

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