ヴォイス
-INTERVIEW-
Q.自分が感じたことを視聴者の方に届けたい……そんな心持ちですね｡
自分が感じたことが映像として映し出されることによって､見る方が｢1週間頑張れる｣とか｢生きててよかった｣と思ってくださることがある､表現で人は感動するんだってことを､去年､大河ﾄﾞﾗﾏをやって実感しました｡例えば､僕は自分の目の前にいる役者さんに本当に感動するんです｡そうすると､その人に感動している僕を見て､お客さんも同じ気持ちになってくれる｡感情にｳｿがなければ､表面に出てくるものにもｳｿはないんじゃないかって｡もし､緊張していたら､そのままでいいんじゃないかって｡緊張していないﾌﾘをすれば､お客さんには見抜かれると思ったんです｡見抜かれたくない､本物を見せたいってことではないんですけど､お客さんはみなさん､たくさんの作品をご覧になっていて本当のことを知っているんですよね｡だから､技術的なところに行くのではなく､感情のほうに行きたい､そんな風に思うんです｡
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