う そ う そ
- 登場人物 -

◆屏風のぞき
…宮迫博之

長崎屋に買われてから百三十年が経った屏風。物は百年を超えると魂が宿り、付喪神となって変化する能力を持つ。この屏風に描かれた歌舞伎役者も付喪神となって自由に屏風から抜き出てくる。長崎屋にいる妖の中でも最も古く、唯一、一太郎に憎まれ口をきく皮肉屋。部屋から出られない一太郎の良き遊び相手で囲碁仲間でもある。何故かお菓子が大好き。派手な格好をしているが、実は小心者の泣き虫。おたえの代から長崎屋に住んでいるにも関わらず、途中から入ってきた佐助と仁吉に我が物顔で振る舞われているのが気に入らない。妖としての力は二人の方が勝っている事は重々承知だが、最低限の敬意は払ってもらうべきだと思っている。しかし、自分の都合が悪くなると、そそくさと屏風の中に逃げ込んでしまう。
一太郎が湯治に行く事になったが、紙でできている自分は湯に浸かる事も、部屋を抜け出す事も不可能だ。はしゃいでいる一太郎を見て不貞腐れていたが、何故か胸騒ぎがしていた。その嫌な予感が的中してしまう。

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