う そ う そ
- 登場人物 -

◆仁吉・白沢
…谷原章介

長崎屋・薬種問屋の手代。正体は齢千年を超える妖・白沢。病魔平癒の力を持ち、世事に長け、人間界、妖界に関わらず様々な知識を持つ。本来の姿は獏のような霊獣。顔・両脇腹にそれぞれ三つずつ、計九つの目を持っている。
千年も昔、平安時代の頃、宮中に仕える吉野に仕え、想いを寄せていた。それが、一太郎の祖母である皮衣"おぎん"。だが、決して報われる事ないまま、おぎんは神の庭へと旅立った。
当初は想い人の頼みであればと一太郎の世話役を始めたが、一太郎の心根の優しさや、病身の身を幼いながらに受け入れるように心動かされる。どうにもならぬ病弱な体を受け入れざるを得ない事は分かりつつも、それでも諦め切れずに丈夫な体を乞い願う幼い一太郎と、叶わぬ恋と知りながら諦めもできずに想い続ける自分とが重なって見えた。この子は必ずや私が守る、と固く決意する。今回の旅では、早々に一太郎と離れ離れになってしまう。一太郎の身の潔白を申し開きする為、山神様の元へ向わざるを得なかったのだ。しかし、お比女が神の住処を出て行った為に、その後を追い箱根山中へ。

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