う そ う そ
- 登場人物 -

◆太田孫右衛門
…柏原収史

勝之進と同じ藩士。一年の江戸勤番を終えて後は国元に帰るはずだったが、留守居役の命により長崎屋にある朝顔を入手する為に奔走する羽目に。どうやって朝顔を手にしたものかと目付補佐の勝之進に相談したのが運のつき。勝之進の巧みな誘導で、危ない橋を渡る事態に突き進んでしまう。
性格は生真面目であり、武士とはどうあるべきかを常に考えているような男。武士とは国を守り民百姓を守る為にあり、それを指揮するのが君主であるから、その君主に仕え、藩の為に働くのが自分の勤めであると思っている。国には、幼い弟や妹が待っている。江戸勤めを無事に終えれば年棒が多少上がるとの事で、弟妹は同僚の親友に預けての単身赴任。両親は既になく、その子らにとって頼れる者は孫右衛門ただ一人。いつも江戸土産を楽しみに孫右衛門の帰りを待っている。だが剣の腕は並以下。頭の中では武士とはかくあるべし、と思ってはいても実際に戦う場になってみたら手も足も震えてしまう。そんな自分が恥ずかしい、と生真面目に反省してしまう。
そして自分は武士であって、鬼になどなれんと、勝之進に反目する事となり、命を落とすきっかけともなる。

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