う そ う そ
- 登場人物 -

◆若だんな・一太郎(17) <今でいう15歳>
…手越祐也(NEWS)

廻船問屋兼薬種問屋・長崎屋の跡取り息子。心優しく利発で、役者にしたいといわれるほどの美少年。元気でいる時間より死に掛けている時間の方が長いくらいの病身なので、父や母、そばで仕えている二人手代たちは、何よりも一太郎の健康を気にかけている。
一太郎は幼い頃から妖たちに囲まれて育った。様々な妖が見えて、会話も出来る。妖たちも一太郎を心から愛し、遊んでもらう為にいつも周囲をうろついている。齢三千年の妖である祖母・おぎんの血を受け継いでいるからだ。
そんな或る日、箱根への湯治旅の話が舞い込み、一太郎は高まる期待を抑えられない。身体を少しでも丈夫にして、周囲の異常なまでの心配を軽減する事を望んでいる。旅を通して、一太郎は周囲との絆を再確認する事となり、旅に出る前よりも、ほんの少しだけ逞しくなる。
頭脳明晰ではあるが、男女の機微や世事には疎い(雲助が怖い連中であるのを知らない等)所がある。周囲に心配かけまいと、痛みや恐怖を表に出さない傾向にあるが、薬の苦いのはあからさまに嫌がる。

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