海猿
-物語-
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部屋に戻った環菜が着替えもせずに大輔との関係に悩んでいると、ドアのチャイムが鳴る。大輔だ。だが「開けないで」と大輔。大輔は「俺は人を殺した。こんな奴と付き合っちゃいけない」と、言い出す。人を助けたくて海保に入ったのに、図らずも人命を損なう行為をしてしまったことを悩んでいたのだ。「今まで有難う」と泣きながら言うと、大輔は階段を降りて行く。環菜は、大輔の言葉にしばし呆然。だが、意を決して大輔を追う。雨の中、大輔を見つけた環菜は「行かないで」と叫ぶ。そして、環菜は何があっても自分が支えになると、大輔を抱きしめて…。

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