東京タワー
-予告-

中川雅也(速水もこみち)の母、栄子(倍賞美津子)の抗ガン剤治療が打ち切られた。雅也は医師から、栄子の余命があと2、3カ月と告げられた。2カ月後、栄子は藤本香苗(浅田美代子)と病院近くのホテルへ。久しぶりの外出を喜んでいた栄子だが、深夜に胃痙攣を起こして病院へと逆戻り。

以来、栄子の体力は著しく低下。雅也は医師から、あと数日と宣告される。病室には、山田耕平(柄本佑)たちが集まり、代わる代わる栄子を励ます。佐々木まなみ(香椎由宇)の姿もあった。

みんなが帰ると、雅也は眠っている栄子に、自分は東京に来た頃と何も変わっていない、何も見つかっていない、だから独りにしないで欲しいと訴える。兆治(泉谷しげる)も来た。栄子の顔を見て安心した様子の兆治は、自分もすぐに眠りだす。栄子と兆治の寝顔を見ていた雅也も、やがて静かに眠りについた。家族3人が同じ場所で眠る…それはまさに栄子が長年望んでいたことだった。

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