1リットルの涙
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特別編〜追憶〜
池内亜也(沢尻エリカ)が亡くなって半年――。
看護師になった亜也の妹・亜湖(成海璃子)は、常南大学医学部付属病院の内科に異動になる。ここは、亜也が入院していた場所であり、亜也が親しくしていた麻生遥斗(錦戸亮)が神経内科医として勤務している病棟だった。が、楽しみにしていた遥斗との再会は、亜湖が想像していたものとは違っていた。遥斗は看護師ともあまりコミュニケーションを取らず、担当の患者とも距離を置き、自分の殻にとじこもっていたのだ。
「麻生さん、なんか感じが変わっちゃった……」。
多少の失望をこめて、母の潮香(薬師丸ひろ子)に報告する亜湖。潮香は、亜湖の話を聞き、亜也が亡くなった後の遥斗の胸の内を思いやる。
そんな遥斗の患者である長嶋みずき(岡本杏理)は14歳。神経内科に通っていたが、学校で転んでケガをし、現在入院中だった。一見明るい彼女だったが、治療には熱心でなく、リハビリもサボリがち。看護師たちに何度注意されても態度を改める様子もなかった。ある日、リハビリ患者の一人から、「かけはし」という小冊子を手渡されたみずきは、その中に載せられた亜也の詩に感銘を受ける。亜也が遥斗と親しかったと聞き、好奇心で遥斗に尋ねるみずき。
「イケウチアヤって人、知ってますか?」。
しかし、遥斗はその話題を避ける。
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