1リットルの涙スペシャル(仮)
ドラマを企画した関谷正征(フジテレビドラマ制作センター)は 今回のスペシャルドラマについて、
「放送終了後、今なお寄せられるたくさんのメッセージを読むと、この物語への厚い支持を実感します。『家には家族が集まる部屋があって、みんな同じテレビ番組を観ていた…。そんな時代に回帰する!』これが連続ドラマ制作当時の大きなテーマでした。2005年度"親が子供に見せたいテレビ番組"(日本PTA 全国協議会)の1位に『1リットルの涙』が選ばれたとき、それがこのドラマにおける本当の意味での、成功の瞬間でした。今回のスペシャルドラマでは、いじめに悩む中学生の女の子が出てきます。亜也の死を乗り越えられないでいる遥斗。自殺願望の強い女の子に遥斗は、池内亜也の昔話をする。そしてひとつずつ記憶を想いかえしていくなか、遥斗は忘れかけていた自己を取り戻していく…。『いじめを苦にした未成年たちの自殺!』というニュースが余りにも続くなか、このスペシャルドラマの企画に至りました。ヒロイン亜也の言葉は体の中に残って溜まります。生きていたくても生きられなかった彼女の残した言葉に、 "生きる"とは何かを感じて、視聴者の方には、この物語のことをずっと覚えていて欲しいと思います」
と語っています。
一方、連続ドラマ初主演にて難役を見事演じ切り、今回のスペシャルでも新たに撮影されるシーンで再び亜也役を演じることになった沢尻エリカさんは、
「ドラマという形で伝えられた亜也が今でも皆さんの中で生き続けているのがすごいことだと思います。そんな特別な力が亜也にあったんだと改めて感じています。そして私もそんな影響を受けた1人です。スペシャルドラマが放送されることをとてもうれしく思っています」
とドラマに対する思いを語ってくれました。
安易に「死」を口にする若者たちに、もう一度、生きることの輝きを思い出してもらいたい、苦しみの中にあってもなお、前を向いてひたむきに生き続けてほしい――ひとりの少女が力強く生き抜いた姿にそんなメッセージをこめてお送りする4月5日(木)午後9時〜11時48分放送『1リットルの涙 スペシャル(仮)』にご期待ください。
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(C)フジテレビジョン